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犀川先生でいいじゃない?

犀川先生でいいじゃない?_b0064918_254865.jpg森 博嗣
『Θ(シータ)は遊んでくれたよ』
(講談社ノベルス)


さて、森博嗣の講談社ノベルズの待望の新刊です。
Gシリーズの第2弾です。
発売日に買って、2日で読みました。


ラヴちゃん登場です。いや、いいですねえ。
ラヴちゃんといえば、S&Mシリーズ最終作、『有限と微小のパン』での活躍が思い出されます。


ですが、Amazonのレビューでも先に言われてしまいましたが、主人公3人組がいまいち薄く、
 

「S&Mシリーズじゃだめなの?」

「謎解きは、犀川先生がやればいいんじゃない?」

と思ってしまいました。


加部谷はちょっと面白いけど、ほかの二人がいまいち目立ってないような。

たとえば、S&Mシリーズは、犀川、萌絵はもちろん、国枝、喜多、世津子、金子、ラヴちゃんなどの名脇役がたくさんいました。

Vシリーズも、紅子が主人公だと思うのですが、小鳥遊、紫子、保呂草もそれぞれ活躍してましたし。


ひろしは、小鳥遊くん好きでしたね。
とくに、『魔剣天翔』のラストのところと、『夢・出逢い・魔性』の謎解きの時の立ち回り。
いや、これがいい。

紫子さんとの関係もいいけど。


やはり、S&Mシリーズの印象が強すぎていけないのかも。

もう一回、『Φは壊れたね』を読んで、Gシリーズを見返してみます。


今Amazonで見ていて思ったのですが、やはり辰巳四郎さんの装丁がいいですね。
この装丁なしに、森博嗣はありえなかったかもしれない。

お亡くなりになってしまったので、新作ではもう見ることができませんが。
by is-hiro | 2005-05-14 02:26 | 今日の本


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